きーたんのブログ

職人としての本質とは…?岡野雅行氏の「俺が、つくる!」書評

   

僕自身「職人」とは程遠い人間だと思う。
センスがなけりゃ、こだわりもない、そして熱しやすく冷めやすい。でもだからこそ、職人さんの仕事っぷりには尊敬の念に堪えません。そこから作られたモノに対しても。

この本を紹介していただいたのは、岡山でジーンズのリペア、リメイクを個人で行っているhands-onの山口さん。
僕自身、デニム製品が好きなこともあって一度仕事をお願いしたところからの出会いがきっかけで交流を持たせていただいてます。
山口さんから職人仕事のあり方、考え方について岡野氏から学ぶことも多かったということで早速購入しました。

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実家の家業であった金型工場を父親から継いで「誰もできない仕事をする」ということをモットーに、家電からパソコン機器、医療機器まで様々な金型を作ってきた岡野雅行氏。そんな氏の仕事の哲学が語録という形でまとめられているこの本ですが、個人的には職人としての哲学の部分もさることながら、その商売センスも見習うべきところが多いと感じました。
それはこの本にも書かれている「俺より技術が優秀な人は世間にいっぱいいる。でも、商売センスがないんだな」という表現からも伝わってきます。

27の言葉の中から僕が一番心に残ったところは…

「ちょっとばかしお金がかかっても必ずあとで返ってくる。商売とはそういうもの。」

これは今、漂流岡山で仕事をしていてもつくづく感じていることなのでものすごく腑に落ちます。
ハナから目先の利益のために仕事をしていても、その場は利益が出るかもしれないけれどそれだとモノやサービスの対価しか支払われなくなりますよね。
でも、こちらが先行投資をすることによって対価プラスアルファの「信用」がついてきます。
頭で分かっていてもなかなかそれを実行するのは難しい。ましてやサラリーマンの立場なら経済的な余裕もあるかもしれないが、中小企業の経営者がそういうゆとりを持った仕事をするのは本当に難しいと思う。でもそういう辛い時にこそ「信用」を得ておかないと事業が長続きしないんですよね。

僕は職人気質ではないからこの本のそういう部分に着目しましたが、きっと読む人にとって印象に残る部分がはっきりと分かれる本なんじゃないかと思いました。

 

俺が、つくる! (中経の文庫)
岡野 雅行
中経出版
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