きーたんのブログ

岡山でこれから増えるのは野菜?それとも…?

   

今日は久しぶりに真面目に農業の話しです。是非農業関係者の方にはいろいろとご指導いただけたらと思いますm(_ _)m

ちょっといろいろと資料作りのために調べ物をしていたら、JAグループ岡山のサイトに素人にも非常にわかりやすくまとまっている資料がありました。
http://www.okayama-chuoukai.or.jp/industry.html

まずは「岡山県の耕地利用の様子」というグラフ

岡山の農業1

岡山県の農地69,000haのうち53,700ha(77.8%)は田んぼです。
※別のデータを見ると稲作をしているのは33,800haとなっているので、残りの19,900haは耕作放棄地であったり、麦や豆、そばなどを植えられていることになります。

それから、樹園地(ももやぶどうの果樹)として使われているのが3,920ha。
とすると、純粋に野菜を作っている畑は岡山県の農地のたった16.5%しかありません。

次は「岡山県の販売農家数」というグラフ

岡山の農業2

販売農家数とは、経営農地が0.3ha以上か販売金額が50万円以上の農家さんを指します。
僕の薄っぺらい経験上ですが、ハウス栽培の高単価の品目を除くと1.0ha以下で専業農家として年金や補助金ももらわずに生活していくのは限りなくゼロに近いと思ってます。

専業農家として事業として成り立たせるためには、1.0ha以上が必要だと仮定すると1haの農地は一人では管理できないので、70歳を超えるご年配の農家さんがそこに位置づけられるとは考えられないので…。

で、最後に「岡山で農業をしている人の数」

岡山の農業3

70歳以上の農業従事者の方が全体の33%にもなっていますが、おそらくここの世代は野菜を作ってガッツリ稼いでいる方はこれまたゼロに近いでしょう。(年間数百万という意味で…)

これらの仮定を踏まえると、、もし農家の平均年令が今後さらに上がって農家さんの人数が減ったとしても、「野菜生産者の数」というのは激減しないんじゃないかという結論に至りました。

もちろん間違いなく減少するとは思いますが、激減するのは米の生産量だけじゃないでしょうか?
さらに言うと、減反廃止によって米作りをされてる農家さんも軒並み野菜作りにシフトしようとしてます。そうすると、ひょっとしたら岡山県産の野菜は増える可能性すらあります。

野菜が増えれば相場も下がるので「結局農業儲からないじゃん」という話しになって、じゃあ農地で何するの??って言ったら、今の岡山県だとソーラーパネルとかになるんですかね。

そうすると供給量が底辺まで落ち込んで市況が上がり始めるタイミングで、競争力の高い野菜作りができる農家さんが残存者利益を得るという構図をイメージするんですけど、みなさんはどう思われますか??

 - 農業のこと

Comment

  1. どんちゃん より:

    おもしろい !!
     
       ゆっくり考えたいネ !!

    • きーたん keyturn-meet より:

      >どんちゃんさん
      ありがとうございます!いろんなデータが出回っていて、どの数字を元に考えればいいのか、というところからスタートになってしまうのが辛いところですね。でもいろんな情報が頭にインプットされることで、将来っていうのがだんだん見えてくると思うんです。

  2. どんちゃん より:

    え~~   長くなっちゃった 。。。
     
    まず、ウチの 井の中の蛙的な乏しい常識感覚から行くと
    専業農家として事業として成り立たせるためには、1.0ha以下で十分と思います
     
    米麦以外で耕作農業 専業の方はほとんど0.5~1.0haのあたりに集中してるのではないでしょうか?
     
    「1haの農地は一人では管理できない」
    は、同感です !
     
    自然農法的に長期間畑を寝かせる とかがない限り
    一人で守できる面積ではないと思います。

    さぁ。。。
    面白いのはここからですぅ !

     
    野菜生産者は激減せず米生産者が激減する
    これも同感です !
     

    米作りから野菜作りへシフト。。。
    これがネックかなぁ   と、思います。
     
      米がダメだから野菜へ
      と、いう事と
      営利が可能な野菜作り
      は、全く別物です。
     
    米は広い農地を手間掛けず
    野菜は狭い農地で手間を掛け
    このシフトはかなり難易度が高いと思います。
     
    でも、シフトする人は少なくないでしょう。。
    すると、低品質な野菜の流通が増え、巻き込まれる形で
    良質の野菜の価格も低迷し「結局農業儲からないじゃん」へ帰っていく。。
     

    帰っては行くけど、供給量は減らないと思います。
     
       農業って、、、、
       儲かんなくってもなかなか
       辞めないんじゃないんですかねぇ (^^;)

    供給過剰が続いていく中では天候不順などの
    市況が上がるタイミングも減っていく
     
    競争力の高い野菜作りと同時に

      市況にあまり影響を受けない取引
      が みそ !!
     
    なのでは ???
     
    と どんちゃんは思います (^^)/

    • きーたん keyturn-meet より:

      >どんちゃんさん

      貴重なご意見ありがとうございます!
      こういうコメントいただけると、僕自身とても勉強になるので今後共是非よろしくお願いいたします。
      いただいたコメントで思うこと…

      >専業農家として事業として成り立たせるためには、1.0ha以下で十分と思います
      これについては1ha以下でも施設栽培ならいけるという反面、路地だと連作障害のリスクなどを考えたらそれくらいあったほうがいいのかな、という考えでした。
       
      >   農業って、、、、
      >   儲かんなくってもなかなか
      >   辞めないんじゃないんですかねぇ (^^;)
      ここがサラリーマンの僕の感覚だと分からないんですけど、儲からないのに事業は続けられるんですか?
      ここでの「儲からない」って年間収支どれくらいになるんでしょうか?

      >  市況にあまり影響を受けない取引
      > が みそ !!
      市場出荷のみでは本当に事業としては厳しいでしょうね…。
      一般企業が複数販路を持つように、農業も販路を選べるべきだとは思います。
      その苦労が僕もまだ分かっていませんが…。こういう面ではやはり東京などの消費地に近い農業の方が有利だな、ということを思ってしまいます。

      そんなこんなでぼくもまだまだ勉強中の身。
      これからもアウトプットしていくことで成長していこうと思いますので、気長にお付き合いくださいませm(_ _)m

  3. どんちゃん より:

    きーたんさん、
    つたないコメントにお付き合いいただきありがとうございます !
     
    ウチは個人事業主として農業青色申告をしてますが
    儲かってなくても事業は続けれます (^^;)
    「儲からないってどれくらい?」
    って、ウチの場合決算書の資本金が「マイナスんびゃくまん」
    だったりします(うぉう!恥ずかしいぜ !!)

    もちろん収入<支出状態が続けば数字は落ち続けますが
    ボーダーラインはサラリーマン感覚の及ばないところではないでしょうか?
     
    数字はどうあれ、生活ができなければどうしようもない
     
    これもまた、低所得層としてのサラリーマン的でない生活手段が
    ほろほろとあったりします。
     
    しかしながら、サラリーマンでは得難い家族の絆
    人生の遣り甲斐
    などなど、得体のしれない魅力に中毒症状を起こすのかなぁ?
     
    資本金が1世帯経営でこんな惨状でも
    3人の子供のうち二人が農業したいんだって (^^;)

    最後にマーケットのことですが
    やはり一番にものをいうのはキーたんさんの最初に言ってた
    「競争力」だとおもいますヨ !
     
    「欲しい」と思わせる野菜
     
    でないと、いくら東京に近くても
    金を出してもらえない時代になるのではないでしょうか??

    • きーたん keyturn-meet より:

      >どんちゃんさん
      お返事が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
      いつもコメント本当にありがとうございます。

      お子さんが農業したい、というのは非常にいいことですよね!
      確かに家族の絆が強くなるというのは非常に素晴らしい、単純なサラリーとは比較できない大事な要素ですね。

      自分の仕事をしている姿を見せて、それについていきたいと思わせるような仕事をぼくもしていかないとですね!

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