きーたんのブログ

ヨーカドーの「顔が見える野菜」事件で思う、不勉強な消費者

      2015/11/22

イトーヨーカ堂の「顔が見える野菜」で長野と北海道に同姓同名の人物がいることが発覚→ただのキノコメーカーの役員が自分の名前を出しただけで地域関係ないというカラクリ

http://goo.gl/mme55X

ホクトのきのこ

いや~、このニュースはいろいろ考えさせられますよね、農産物の流通やってる立場でいうと。

この問題の本質は、「顔が見える野菜」の定義が消費者と販売側で異なっているということ。

おそらく消費者からすれば、「顔写真がのっている人がこれを作っているんだ!」と思いますよね。でも、流通側の意図としては「市場から仕入れたものではない、契約農家から仕入れたもの」ということになります。

せっかくなので流通側の意見として言わせていただきますが、そもそもみなさんが口にしてる農産物は、完全に一人が作っているものはほとんどありません。道の駅なんかの直売所に出ている野菜なんかは、完全に一人がやっているものもあると思います。でもそれなりの規模で農業をされてる方だったら、家族や近所の人に手伝いをしてもらってます。

もし「きーたん農園」として野菜を作っていて、収穫から商品化までを10人のパートさん雇ってたらそれは、ぼくが作った野菜として認められないのでしょうか?
今回はホクトという大規模な農業生産法人※従業員数998名(パート含む3,282名)だったから、消費者に認めてもらえないのか?じゃあ、パートさん何人までだったら消費者のみなさんは「顔が見える野菜」として認められますか?そんなガイドライン入ります?

「顔が見える野菜」については、栽培履歴(肥料や農薬の回数などといった情報)が見える化されている農家さんと直接契約することで、その情報が消費者の方でも簡単にインターネットで見ることができるということがメリットの一つであると思います。

というか、大半の消費者の方々は、毎回買った野菜の栽培履歴が見たくてて「顔が見える野菜」を買ってるのかというと、そんなことは無いでしょう。

なんとなく「顔が見える野菜は安心」っていう思い込みが勝手に植え付けられてるだけ。

イトーヨーカドーに限った話しじゃないですが…

「生産者の顔が見える」=「安心・安全」という保証ではないです

ほんのちょっと農業のことを勉強するだけで、そういう誤解は生まれないと思います。
こんないろんな情報が入り乱れてる世の中だからこそ、農業に限らず消費者はもうちょっと勉強が必要だと思います。
批判するのは勝手ですけど、結局知らないことで「だまされた~!くそ~!!!」ってなるのは自分ですからね。

では今日はこのへんで。

 - トピックス, 農業のこと

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